公立保育園廃園に関するパブコメを強行

小金井市は126日から、公立保育園2園(くりのみ、さくら)の0歳児募集を令和52023)年から行わず、段階的に縮小し廃園する条例改正案に関するパブリックコメントを開始しました。

小金井市立保育園条例の一部を改正する条例(案)に対する意見募集について参考資料より。募集内容の詳細は小金井市ホームページ

これまで市は廃園説明会を保護者向けに13回、市民向けに3回、合計16回実施しましたが市民の理解が得られたとはとても言えない状況の中、昨年12月の厚生文教委員会、直近1月17日の行財政改革推進調査特別委員会でも今後については「検討する」としていました。

議員に説明があったのは118日の庁議以降。「公立保育園のあり方検討委員会設置条例(案)」の提案議員である生活者ネット・安田への説明は121日でした。直前の連絡に驚きこのままパブコメを強行させてはいけないと、1月24日に議員有志でパブコメの中止を求める要望書を市長に提出しました。

以下の項目について市長の回答を求めていますが、その間にパブコメは強行されてしまいました。①市民説明会で持ち帰りとなっている意見への誠実な回答 ②有識者を入れて公開で議論する場の設定 ③現在実施中の「のびゆく子どもプラン」パブコメが終わった後に実施すべき ④市民説明会を開かずにパブコメを実施するのは市民参加条例に反する

要望書に賛同したのは6会派9人(共産党、こがおも、カエル、情報公開、生活者ネット、緑つながる)。1月24日に市長に要望書を提出しました。1月27日に市長から正式な回答が来る予定です。

自身のお子さんが誕生し数日間の育休を取得していた西岡市長。園庭があり保育の質も高い保育園を廃園にする方針を貫くとはあまりに残念。西岡市長が目指す“子育て環境日本一”はますます遠くなりました。