投票所入場整理券の宛先に、有権者全員の氏名を入れることについて
3月23日に実施される市議会議員選挙の「投票所入場整理券」。封筒には「有権者全員の案内状が入っています」と大きく書かれていますが、窓あき封筒に入れている案内状の一番上が世帯主の氏名になるよう封入しているので、宛名は世帯主のみになっています。これでは、家庭内の力関係などで、封を開けるのをためらうケースもあるのではないでしょうか。また、選挙権という基本的人権にも関わる大事な権利を行使するための書類が、本人に確実に届くのか疑問です。
安田は、2021年から「封筒の宛名には、有権者全員の氏名を載せるべき」とことあるごとに議会で提案してきました。令和7年第1回定例会予算特別委員会では、多摩26市中12市で全員の宛名が記載されていることが分かりました(八王子、立川、武蔵野、三鷹、調布、小平、日野、東村山、国立、狛江、多摩、あきる野)。個人はがきでの案内が3市(青梅、福生、羽村)。世帯主の氏名のみが11市です。
小金井市では現在の予算に150万から160万円プラスでかかるとの試算で、他市の状況を注視するとの答弁です。すべての人が投票の権利を行使するために、全員の宛名を載せることを引き続き訴えていきます。