0円ショップを開催しました

10/30(土)衆院選の応援の合間に、生活者ネットワーク事務所前で初の0円ショップを開催しました。家庭にある不要品を、誰かに有効に使ってもらいたい。身近な場所でリユースの取り組みを進めたい。そんな思いを持つ市民有志で企画し、各家庭の不要品を持ち寄りました。

いいお天気に恵まれた土曜日。小金井街道に面したマンションのテラスに並べた服やぬいぐるみ、本や雑貨など。夜なべして手作りした「0円ショップ」ののぼり(我ながら力作!)を掲げ、道ゆく人に「何でもゼロ円、ゼロ円だよ〜!」と呼び込み。果たして持っていってもらえるのか…?

0円ショップの気楽なところは、金銭の受け渡しがないこと、盗まれる心配もないこと(むしろどんどん持っていってほしい!)。足を止めてくれる人に「どうぞ、なんでも持っていってください!」と言うと「えーお金いらないんですか」と驚かれます(そんな大したものは置いてないのですが…)。「どうぞお持ちください!」「もらってくれてありがとうございます!」と伝えると、皆さん感謝とともに持っていってくれます。

MOMOちゃんのぬいぐるみは、メンバーの娘さんがコレクションしていた新品同様の美品。通りすがりの女性が「えーこれもらってもいいんですか?」と、数種類ある中から悩みつつ2個を選び、「ありがとうございます!大切にします!」と感激した様子でうれしそうに持ち帰ってくれました。

カバーが色褪せてしまった内田百閒の上製本「冥途」。通りかかったウーバーイーツのお兄さんが「読みたいと思ってた」とよろこんで持って行ってくれたり、色違いを持っているというベルトを年配の女性がもらっていってくれたり、サッカーの試合帰りだという中学生が寄ってくれたりもしました。

そろそろ閉めようかという時間まで残っていた140センチ前後の男児服。持ち帰りか…と諦めかけていたところ、双子男児の母だという女性が通りがかり、「いいんですか?助かります!」と言ってごそっと持ち帰ってくださいました。素晴らしいマッチングに感謝。必要な方に手渡しできるよろこび。なんて気持ちが良いのでしょう!

午前10時から日没前までに、持ち込んだ品の2/3位が新しい持ち主に手渡されました。自転車に積めるだけ持ってきた不要品が、帰りにはスッキリ軽くなり、色々な人と話したり交流もできて一挙両得、とても有意義なイベントになりました。「良い取り組みですね」「今度はいつ?」などうれしいコメントもいただき、ぜひまた開催しよう!とメンバーで話しています。

主催:リユース推進市民の会