2路線を優先整備路線から外すことを求め市長に要望書を提出
小金井・生活者ネットワークは本日8月26日、白井市長に対し、都市計画道路に関する下記の要望書を提出しました。
2025年8月26日
小金井市長 白井 亨 様
小金井・生活者ネットワーク 代表 田頭祐子
小金井市前原町3-40-1
TEL 042-387-1068
優先整備2路線を次期事業化計画から外すことを
東京都に早期に申し入れることを求める要望書
8月2日から7日にかけて計5回にわたり都市計画道路に関する市民説明会が開かれた。市は都市計画道路の独自検証について、客観性、透明性及び公平性を確保したと説明したが、検証項目の妥当性や、市民参加のあり方等について市民からの疑問の声は止まず、市の回答が納得を持って受け入れられたとは言い難い。また、撤回された市長報告について質問が相次いだが、市長の回答は公約違反という問題の本質にも迫らず、具体性に欠けており、優先整備路線に関しての今後の対応についてほとんど何の説明もなかった。5回の説明会を通して、都市計画道路に関して市民の理解を得るには程遠い状態であることが鮮明になったと言える。
市は、説明会において検証報告書を「あくまで基礎資料であり、これをもとに総合的に判断する」とし、今後の対応については第3定例会で説明するとした。優先整備路線に関しては、道路整備による利便性や防災性の向上など市の説明するメリットが、自然環境破壊や地域コミュニティの分断などのデメリットを明確に上回ると、多くの市民が納得することが重要であるが、検証報告に市民の納得は得られなかった。次期事業化計画の路線選定は10月上旬頃とされており、時間的猶予はない。
この状況は、市としての態度を明確にせず、なし崩し的に2路線が優先整備路線に選定されることの容認につながり、市長公約を信じた民意に背いている。また、貴重な自然環境及び生態系と市民の利益を毀損するものであり、断じて許されることではない。よって、小金井・生活者ネットワークは市長に対し、小金井3・4・1号線および3・4・11号線を次期事業化計画優先整備路線の選定から外すことが民意であり市長意志であると、東京都に早期に申し入れることを強く求めるものである。
以上